矢作川を中心とした交流・活用について〜令和8年6月一般質問~ 

矢作川の過去・現在・未来をつなぐために

今回は、6月議会で私が行った
一般質問についてお話をしたいと思います

6月1日から岡崎市議会が始まりました

最初の4日間は一般質問が行われるのですが
私は今回トップバッターでした

実は一般質問の順番で1番を引くのは
これで3回目なんです

謎のくじ運の強さです(笑)

そんな今回の一般質問では
私が住む地域とも深い関わりのある
「矢作川」について取り上げました

矢作川の現在の活用、歴史的価値
そして未来の可能性について
市の考えを確認させていただきました

(ブラウスも矢作川を意識してみました。なんちゃって)

矢作川を学びの場として活かす

まずお聞きしたのは
矢作川の教育への活用についてです

地元の矢作中学校には
「アースワーク」という
伝統的な取り組みがあります

この活動は昭和44年から続いていて
50年以上の歴史があります

新学期が始まった4月頃
矢作中学で全校生徒が取り組む行事で
クラスごとに考えたデザインをもとに
サンドアートを制作するんです

15分以上かかるであろう距離を
スコップを持って河川敷まで歩き
仲間と協力しながら一つの作品を作り上げる

完成した後には
河川敷一面にたくさんのサンドアートが並び
地域の風物詩にもなっています

この活動には、協調性を育むことはもちろん
自然環境への理解や
地域への愛着を深めるという大きな意味があります

また、50年以上続いているため
地域の方々も
「自分たちもやったよ」と話されるほど
世代を超えて共有されている文化でもあります

せっかくこうした素晴らしい取り組みがあるのだから
ぜひ他の学校にも広げていけないかという
提案をさせていただきました

歌川広重も描いた矢作橋の景色

次にお聞きしたのが
矢作橋からの眺望についてです

実は、歌川広重の「東海道五十三次」の中には
矢作橋を描いた作品があります

この絵の特徴は
矢作橋、矢作川そして岡崎城が
一つの構図の中に美しく描かれていることです

そして驚くことに
その景色は今でも見ることができるんです

矢作川の堤防から眺めると
広重が見たであろう景色と
ほぼ同じ構図が残っています

ところが、このことを知っている市民の方は
意外と少ないんですよね

また、将来的に高層建築が増えれば
この眺望が失われてしまう可能性もあります

もちろん土地利用の権利との兼ね合いがあるため
建築制限を設けるのは簡単ではありません

それでも、この景観の価値を市として認識し
後世へ伝えていくことは必要ではないかという
お話をさせていただきました

市長からも、歴史的な眺望として
大切にしていくべきだという前向きな答弁を
いただくことができました

日本一長い橋だった矢作橋

さらに矢作橋の歴史についてもお話をしました

現在の橋からは想像しにくいかもしれませんが
昔の矢作橋は木造で
日本一長い橋とも言われていました

その土木技術は非常に高く
あのシーボルトが
自国へ模型を持ち帰らせたほどだったそうです

また 矢作橋は時代ごとに架けられた場所が異なります
通説では 徳川家康が東海道整備の時に
矢作橋を架けたと言われてますが
近年の発見で現在の場所よりも
北側に矢作橋が架かっていた可能性が出てきました

現在の矢作橋より北側から
木杭列が発見されたのですが
大学との共同研究により
木杭が平安から鎌倉時代の木を使っており
江戸時代よりも前に
矢作橋が架けられていたという可能性が出てきました

まさに歴史とロマンですね
岡崎には、こうした全国に誇れる歴史があります

だからこそ、橋そのものだけではなく
その背景にある物語や文化も含めて
伝えていく必要があるのではないか
ということを提案させていただきました

矢作川の未来の可能性

今回の質問の最後は
未来の活用についてもお聞きしました

例えば、今後ドローン物流が進んでいく中で
河川敷を中継地点や待避場所として活用できないか

また、散策道の延伸やサイクリングコースの整備
スポーツ施設としての活用など
矢作川にはまだまだ可能性があるのではないかという
お話もしました

今回の質問では時間の関係で
全てを取り上げることはできませんでしたが
市長からは前向きな答弁をいただくことができました

特に印象的だったのは
現在乙川で進められている かわまちづくり
「リバーフロント計画」の考え方です

岡崎市には乙川という
岡崎城の前を流れる一級河川があります

この乙川では、国からの補助金をいただいて
(かわまちづくり支援事業)
川辺の空間づくりを進めています

https://www.city.okazaki.lg.jp/shisei/vision/1008051/1008076/1008077.html

私は、そのノウハウを
矢作川にも活かせないかという思いを持っていました

すると市長の答弁から

・具体的に橋があったとされる場所に看板作るのもいい
・くつろげて歩ける空間を作るのがいい
・スポーツができる場所をして活用したい
・自転車専用道路を設けるのもいいのではないか

というお話があり
今後、乙川のかわまちづくりで培ったノウハウを
矢作川へも横展開していく期待が高まる答弁を
いただくことができました

母なる川を次の世代へ

矢作川は、岡崎市を流れる
母なる川だと私は思っています

昔から人々の暮らしを支え
歴史を見守り
歌川広重の浮世絵にも残された川です

そして今もなお
教育や景観、観光、交流、防災など
さまざまな可能性を持っています

名鉄電車で岡崎へ向かう時
矢作川を渡ると岡崎城が見えてきます

昔、東海道が整備される頃には
西から来ると桑名城があって
その次に見えてくるのが岡崎城だったんですよね

昔の旅人たちも同じ景色を見ながら
「ああ、城下町に入ったな」と
感じていたのかもしれません

川と橋とお城が一つの景色として見える場所

そんな歴史ある風景を未来へ残しながら
新しい活用にもつなげていく

今回の一般質問には、そんな思いを込めました

これから矢作川がどのように活かされていくのか
私自身もしっかり関わりながら
見守っていきたいと思っています

そして岡崎にお越しの際には
ぜひ矢作川の景色にも
目を向けていただけたら嬉しいです