岡崎市立矢作南小学校卒業式

先日、地元の矢作南小学校の卒業式に
出席させていただきました

今日のブログはその時のお話をしたいと思います

私たち市議会議員は
地元の小学校や中学校の卒業式、入学式に
来賓としてお呼び頂きますが
毎年地元、矢作南小学校の卒業式に
行かせていただきます

今年の卒業生は120人余り
6年生は4クラスあり
子どもの数が少なくなってきたとはいえ
比較的大きな小学校です

「光に向かって這って行け」と「つとめてやむな」

校長先生は川端啓介先生

私と同い年の若い校長先生なんですが
いつも機知に富んだ
なるほどと思わせてくれるご挨拶をしてくださいます

今回の卒業式での校長式辞も
本当にうなずきながら聞かせていただきました

校長先生のお話の中で紹介されたのが
広島の被爆者であるサーロー節子さんの言葉でした

サーロー節子さんは13歳の時
女学校に在学中に被爆されました

学徒動員で作業をしていた時に原爆が投下され被爆しました
瓦礫の下敷きになりながらも
そこから這い出して助かったそうです

その一方で、周りの友達は一瞬で命を落とし
生き残った人たちも皮膚が垂れ下がるような
凄惨な姿だったと語っておられます

その体験の中で生まれた言葉が
「光に向かって這って行け」

瓦礫の中で身動きが取れない中
一筋の光が見えた
そこに向かって
自分は何としても生きるんだ
助かるんだと思って進んだ

その経験から生まれた言葉だそうです

卒業していく子どもたちも12歳
当時のサーロー節子さんと近い年齢です

校長先生は、その子どもたちに向けて
この言葉を贈られました

さらにもう1人の言葉も紹介しました

矢作南小学校は
地元出身の本多光太郎博士の卒業校でもあります

本多光太郎博士は、明治時代に生まれ
東京帝国大学で学び
KS鋼を発明し
何度もノーベル賞候補となった地元の偉人です

その本多光太郎博士が残した言葉が
「つとめてやむな」

これは矢作南小学校の校訓にもなっていて
子どもたちにとって大切な言葉です

校長先生は
サーロー節子さんの「光に向かって這って行け」と
本多光太郎博士の「つとめてやむな」は
通じるものがあると話されました

地道なことをコツコツ積み重ねること
目標を持ったら
そこに向かって一生懸命頑張ること

その大切さを卒業生に贈る言葉として
伝えていらっしゃいました

なるほどなあと
私は本当に深くうなずきながら聞いていました

コロナ禍をくぐり抜けた子どもたちの6年間

その後、卒業生の答辞もとても印象的でした

この子たちが小学校に入学した年は
ちょうどコロナで緊急事態宣言が出され
いきなり学校がお休みになった年です

ランドセルを背負って、たくさん友達を作って
夢いっぱいで始まるはずだった小学校生活

でも実際には、友達とも思うように遊べず
小学校の当たり前の行事も経験できないまま
1年生、2年生、3年生を
過ごしていった世代なんですよね

ようやく4年生になった頃から
少しずつ通常の生活に戻り
いわゆる学校行事を体験できるようになった

だからこそ、この子たちには
私たち大人にはわからない
感情や感性があるんじゃないかなと想像するんです

卒業の歌を歌う時も
12歳の男の子も女の子も関係なく
みんながぽろぽろ泣いていました

笑顔で歌う子もいる
でも、泣きたい時には
ぽろぽろ涙をこぼしながら歌っている

入場の時はすごく笑顔だったのに
退場の時には嗚咽しながら出ていく子もいました

それくらい、それぞれの胸の中に
秘めた思いがあったんだろうなと思います

この学年の子どもたちは、本当に歌も上手で
学芸会でも聞かせてもらったんですが
素晴らしかったんです

当たり前に学校生活を送れることへの感謝や喜びが
この子たちの中には
きっと強くあったんじゃないかなと感じました

大人にはわからない感動がそこにあった

小学校1年生の時にコロナを経験し
そこからいろんなことを乗り越えて迎えた
6年生の卒業式

本当に、6年間よく頑張ったんだなと思います

私も来賓席に座りながら
よそのお子さんたちなのに
ぽろぽろ涙が出てしまいました

それくらい心を動かされる卒業式でした

川端校長先生のお話の中で紹介された
サーロー節子さんの言葉
そして本多光太郎博士の言葉と校訓

そこに重なる
今回卒業した6年生の子どもたちが
歩んできた小学校生活

そう考えると、私たち大人には感じきれない
彼ら彼女たちにしかわからない感動が
この卒業式にはたしかにあったんだろうなと思います

本当に素晴らしい、心に残る卒業式でした

矢作南小学校を卒業された皆さん
ご卒業おめでとうございます

この6年間で育んだ強さと優しさを胸に
それぞれの新しい一歩を大切に進んでいってください
皆さんの未来が
明るく豊かなものになることを心から願っています