『ムショラン三つ星』ランチトークショー
今週の月曜日、海の日だった7月21日に
黒栁桂子さんのランチトークショーがあり
司会を務めさせていただきました
今回はその時のお話をしたいと思います
実は黒栁桂子さんとは
お互い 今の肩書きをいただく前からの友人です
そんなご縁のお話や
ランチトークショーの様子
そして少し裏話なんかも
お話しできたらいいかなと思っています

「ムショラン三つ星」の著者 黒栁桂子さん
皆さんは黒栁桂子さんをご存じでしょうか
岡崎生まれ岡崎育ちの方で
『めざせ!ムショラン三つ星』
という本を書かれた方です
このタイトルだけ聞くと
「料理の本なのかな」
「グルメ本なのかな」
そんな風に思われる方も
いらっしゃるかもしれません
でも実はこの本を原作に
この春 NHKでドラマが放送されました
主演は小池栄子さんです
岡崎医療刑務所で
実際のエピソードをもとに作られたドラマで
大変話題になりました
その原作者である
黒栁桂子さんのランチトークショーが
7月20日 サンフィレール岡崎で開催され
多くの方にご参加いただきました
今回、その司会を
私が務めさせていただいたんです
80名のお客様の前で
進行をさせていただきましたが
本当に楽しい時間でした
黒栁桂子さんは管理栄養士
勤務されているのは岡崎医療刑務所です
刑務所の中のことって
なかなか知る機会がありませんよね
ましてや、刑務所の厨房で
どんな食事が作られているのかなんて
聞いたことがある方はほとんどいないと思います
そんな、まさに
オンリーワンのお仕事を本にされたのが
『めざせ!ムショラン三つ星』なんです
2023年に出版されてから徐々に話題になり
今では全国80回以上講演もされているそうです
(Voicy内で150回と言ってました、すみません)



実は昔からの友人なんです
黒栁さんは管理栄養士として33年の経験があり
病院や施設、学校、料理教室など
さまざまな現場でお仕事をされてきました
その後、一年ごとの契約職員だったこともあって
契約満了となり
新しい仕事を探していた時に出会ったのが
岡崎医療刑務所の管理栄養士という仕事だったそうです
これが今から10年ほど前のお話です
ここから少し面白いご縁があるんですが
黒栁桂子さんが
今の岡崎医療刑務所の前に勤めていた職場が
実は私と同じ職場だったんです
岡崎市にある特別養護老人ホーム「やはぎ苑」
そこで私は介護士として
黒栁さんは管理栄養士として働いていました
私が辞める少し前に黒栁さんが入職されたので
一緒に仕事をした期間は長くはありませんが
同じ職場で働いていたというご縁があります
その後もご縁は続きました
2019年、コロナになる前ですが
私が出場した「セミナーコンテスト」
その同じ大会に
なんと、黒栁さんも出場されていたんです
セミコン仲間でもあり
その前をたどれば同じ職場の仲間でもある
しかもお互い岡崎市に住んでいて
年代も近い
そんなご縁で
ずっとゆるやかにつながってきました
当時は時々会うと
お互いに夢を語り合ったりするような間柄でした
その後、2020年に
私は岡崎市議会議員選挙に挑戦して
市議会議員になりました
そして黒栁さんは2023年に本を出版され
今では全国で講演をされる売れっ子の著者です
でも、セミコンで一緒だった頃は
お互い「これから頑張ろうね」と
夢を語っていた仲間だったんですよね
私が議員になった後も応援してくださいましたし
黒栁さんが本を出版された後は
市とのご縁がつながればと思って
市へご紹介させていただいたこともありました
お互い、それぞれの立場で
応援し合ってきた関係なんです
だから今回、司会のお話をいただいた時も
本当にうれしかったですね

「食の力で人は変われる」という思いを貫いてきたからこそ
でも今日このお話をしたかったのは
「売れっ子作家さんになりました」ということを
ご紹介したかったわけではないんです
私が昔から黒栁さんを知っているからこそ思うのは
ここまで多くの方に支持されるようになった理由は
彼女が一つのテーマを
ずっと語り続けてきたからなんですよね
そのテーマは
「食の力で人は変われる」ということです
最近の言葉でいうと「食育」ですね
もちろん医療刑務所という仕事はとても珍しいので
そこにマスコミや多くの方が
興味を持たれたというのはあると思います
でも、そのもっと前から黒栁さんは
食の大切さをずっと伝え続けてきた方なんです
例えば、高齢になって仕事を退職した男性が
料理を作れず孤立してしまう姿を見て
「おじさんこそ自分で
料理が作れるようにならなければいけない」
そんな思いで
男性向けの食育活動にも取り組まれていました
また、医療刑務所で受刑者の方と接する中でも
食を通して見えてくる現実がたくさんあったそうです
受刑者の方の中には
小さい頃から家庭で
家族が料理を作る姿を見たことがなく
毎日コンビニやカップラーメンで
育ってきた方もいらっしゃるそうです
だからポテトサラダを作るために
ジャガイモをゆでて
「冷ましてね」と伝えると
熱々のジャガイモにホースで水をかけて冷やそうとする
そんな驚きのエピソードまであったそうです
私たちからすると当たり前に思えることでも
食にまつわる経験そのものが
ない方もいらっしゃるんだと
黒栁さんはおっしゃっていました
だからこそ、食事を作ること
家庭の味を知ること
誰かと一緒に食卓を囲むことには
人を変える力があると信じて
活動を続けてこられたんです
その思いが本の中にも
そしてNHKドラマの中にも一貫して流れているから
多くの方の心を動かしたんじゃないかなと思います
友人だからこそできたトークショー
今回のランチトークショーは
岡崎市内の結婚式場『サンフィレール岡崎』
で開催されました
会場の社長さんともご縁があるんですが
「黒栁さんのトークショーなら
ぜひ前田さんに司会をお願いしたい」
とお声がけをいただいて
今回司会を務めさせていただくことになりました
私は司会のプロではありません
だから、いわゆる”司会者らしい”
進行ではなかったと思います
でも、昔からの友人だからこそ聞ける話があります
お互いに自分のテーマを持って活動してきたこと
そして、お互いを応援し合いながら歩んできたこと
黒栁さんがここまで大きく飛躍される前から
知っているからこそ
聞ける話もたくさんありました
当日は30分ほどランチを楽しんでいただいたあと
1時間のトークショーを行いました
ドラマの話や本を書くことになった経緯
食育への思い
そしてこれから目指していきたいことなどを
映像やスライドも交えながら
皆さんにお話しいただきました
ありがたいことにトークはもちろん
司会も好評で
「とてもよかった」と
うれしいお声もたくさんいただきました
自分で言うのもなんですが
私自身がこの時間を一番楽しんでいたから
それが会場の皆さんにも伝わったのかなと思っています
テーマを持ち続ける人は強い
今回改めて感じたのは
一つのテーマを持ち続ける人は強いということです
黒栁さんは
「食の力で人は変われる」ということを
何年も何年も伝え続けてこられました
医療刑務所でも
更生を信じて食事を届け続けています
もちろん、再犯をして
戻ってくる方もいるそうです
それでも「私は人は変われると信じています」と
最後におっしゃっていた言葉が
とても印象に残りました
これからも食についての啓発活動を
広げていきたいとも話されていました
もし講演を聞く機会がありましたら
ぜひ黒栁桂子さんのお話を
聞いていただきたいなと思います
現役の管理栄養士として働きながら
講演活動も続けていらっしゃいますので
黒栁さんだからこそ伝えられるお話がたくさんあります
そして、本当に面白い方なんですよ
頭の回転も速くて
お話にすごく引き込まれます
ぜひ一度
本も手に取っていただけたらと思います
今回司会をさせていただきながら
私自身も改めて感じたことがあります
人は、一つのテーマを信じて続けていくことで
その思いが少しずつ周りに伝わり
大きな力になっていくんだということです
黒栁さんが「食の力」を信じ続けてきたように
私もこれから「仕事と介護の両立支援」というテーマを
ぶれることなく伝え続けていきたいと思います




