花巻市へ保育士応援事業の視察
待機児童対策と保育士不足解消を目指し
岩手県花巻市では保育士応援事業を展開
今回は花巻市に行政視察に行き調査しました
花巻市の保育士応援事業は11項目
- 花巻市内保育施設見学・体験ツアー
- 保育のおしごとフェア
- 復職支援者登録制度
- 子どもの保育料補助・減免
- 一時預かり保育の拡充
- 家賃補助金
- 奨学金返済支援補助金
- 保育インターンシップ事業補助金
- 再就職支援金貸付
- 新卒保育士等就職支援金貸付
- 就職支援サイト「保育のおしごとナビ」
私立認可保育施設へ保育士として働いた場合に適用される
つまり公立保育園と私立保育園の
賃金の格差を均等にするための施策
これはすでに岡崎市でも実施しているが
内容を詳しく聞いていくと
私立保育園に働く保育士のお子さんで3歳未満児への保育料の補助があるらしい
3歳未満児の部分においては岡崎市への提言に繋げられるかも
保育士応援事業の財源の一部はふるさと納税から
花巻市のふるさと納税額はなんと46億円
ちなみに岡崎市は23億円
返礼品が特産物の肉等の生産物であるところが多いという要因にもあるんだけど
この保育士応援事業の財源の大部分が
ふるさと納税(イーハトープ応援金)から賄われている
ふるさと納税の使い道の一つして
保育士応援事業に使うとしっかり明記もされてる
人口9万の花巻市へのふるさと納税が46億円
一方、38万人の岡崎市は23億円
これって
ふるさと納税の意味が改めて分かる数字かもしれない
そして保育士と介護職、課題の根本は同じ
保育士不足と介護職不足
国の公的価格、介護報酬により
賃金、待遇が決まるという意味においては同じ課題を持つ
保育士も介護士も子どもが好き、お年寄りが好き
という方が仕事をしている場合が多く
対人援助職という意味でも職業的に共通する部分が重なる
しかし、職業に対するやりがいや志の高さに対して給与、待遇が低すぎる!
介護職平均年収 362.9万円
保育士平均年収 382万円
日本人平均年収 443万円
人生のはじまりを寄り添う仕事が保育士
人生の終わりを寄り添う仕事が介護職
私たちの人生に寄り添ってもらう仕事
この人たちが報われない世の中は間違ってるよ
これは一地方自治体で対応するにはあまりにも課題が大きすぎる
国の施策でカバーしてもらわなくちゃ
しかし、目の前の子どもたち、高齢者はしっかり支えなくてはいけない
そんな課題に真剣に取り組んでいるのが花巻市さんでした
宮沢賢治
新渡戸稲造
高村光太郎
花巻出身の偉人
文化的に豊かな土地柄、人柄である証拠
花巻市の保育士応援事業の視察調査から
しっかりと岡崎市へ提言していきます