12月定例議会終了 ~阿知和工業団地181億円議会で何が話し合われたのか~

今年も残り1週間をきりました

本当にあっという間の1年だったなと感じます
そんな中、12月1日から始まった定例議会が
今週の月曜日12月22日に無事終わりました

始まったのは今月なのに
ずいぶん前のことのようにも感じるのは
それだけ中身が濃かったからだと思います

議会のことを分かりやすく説明するのって
本当に難しいなって思うんですが
今回は12月議会について
できるだけシンプルにお話ししてみたいと思います

12月議会はどんなタイミングなのか

12月議会は、令和7年度の当初予算
いわゆる1年間の予算を組んだあとに
「足りなかった部分」や
「想定より多く必要になった部分」
国の新しい制度に対応し事業化するなどで
補正が必要となる時期です

今回の議会でも
物価高や賃上げ、資材高騰、
またシステム改修をはじめとする外注コスト増など
世の中の変化に連動した補正予算が多く出ました

また、福祉サービスに関する補正予算も
4億円ほど計上され
当初の見込みよりも
多くの障害福祉ニーズがあるという現実が
改めて見えてきました

これについては、9月の定例議会で
私も一般質問をさせていただきましたが
障害福祉サービスにかかる予算がどんどん増えていて
足りないという現実が
12月議会でも取り上げられました

阿知和地区工業団地造成という大きな議題

今回の議会では
さまざまな重要な議案がありましたが
その中で、特に丁寧な確認が必要だと感じたのが
阿知和地区工業団地の造成事業です

平成30年に事業方針が示され
PFI事業として契約され
令和4年から工事が始まったこのプロジェクトは
掘ってみないと分からない地下リスクによって
想定以上の岩盤や軟弱地盤が見つかり
土地改良が必要となり
補正予算が重なってきました

なぜこの事業が必要なのか

そもそもこの事業は
企業誘致によって雇用を生み
税収を増やし
先行投資を回収するという考えでスタートしています

だからこそ、完成間近となった今
当初計画からどれだけ事業費が増額したのか
なぜ補正が重なったのか

工事の進捗確認と同時に
完成後の企業誘致の見込みや
税収増のタイミング
投資回収までにどれくらいかかるのか

滞りなく造成事業を完成させるために
議会では、議案に賛成をしつつも
しっかり注視していくという姿勢で審議をしました

当初の想定から変化があり
何度も補正が組まれてきた事業については
議会としても状況を丁寧に確認しながら
市民の皆さんと情報を共有していくことが
大切だと感じています

岡崎市HPより

専門外でも議員として向き合う

私はもともと福祉出身の人間で
土木や土地造成事業などの分野は専門外です

それでも、素人だから分からないでは済まされません

勉強し、確認し、疑問を持ち
市民の皆さんに伝える
それが議員の役割だと思っています

将来につながる事業だからこそ
議決後も状況を丁寧に確認し
わかりやすくお伝えしていくことが
大切だと感じています

岡崎市がしっかり稼ぎ
その力を福祉や子どもたちの未来に
還元できるまちになるために

応援とチェック、その両方を大切にしながら
議会に向き合っていきたいと思います

この他も12月議会では様々なことを審議しましたが
一つトピックとして皆さんに今回は
阿知和地区造成事業についてお話をしました