こども家庭庁視察
岡崎市議会 こどもまんなか社会推進特別委員会
私は副委員長を拝命していますが
特別委員会で東京のこども家庭庁に視察
令和5年4月に発足したばかりの
こども家庭庁へ行ってきました
こども家庭庁とは
こども家庭庁の役割は以下の通り
⑴こども政策の司令塔としての総合調整
⑵省庁の縦割り打破 新しい政策課題や隙間事案への対応
⑶保健・福祉分野を中心とする事業の実施
(視察資料より)
こども大綱(国)→ こども計画(自治体)の流れ
令和5年12月22日
こども大綱が閣議決定されました
こども政策の理念や方針について
書かれているのが大綱なのですが
その中で地方公共団体の責務が書かれています
(視察資料より)
つまりそれぞれの自治体で
大綱に基づきこども計画を作成しなくてはいけない
現在 岡崎市では次期こども計画を策定中
2020年〜2024年
第2期子ども・子育て支援事業計画
岡崎ではこれを
「おかざきっ子 育ちプラン」と言いますが
次の第3期計画は
こども大綱の内容に基づいた
岡崎市のこども計画も盛りこまれる
こども計画策定の過程においては
こどもや子育て当事者の意見を聞かなればならない
これが自治体の責務
こどもまんなか社会推進特別委員会の設置目的
岡崎市議会
こどもまんなか社会推進特別委員会の
設置理由
「国が推進するこどもまんなか社会を実現する
最前線は地方公共団体であることから
本市においては 令和5年8月に
こどもまんなか応援サポーター宣言をした
また 令和5年4月に施行された
こども基本法に則り
本市のこども政策に
岡崎らしさを出すことが必要であり
今後の積極的な取組の実施に向けた
調査、研究を行うことが必要。」
岡崎らしさとはなんだろう?
資料を読めば読むほど
雲をつかむような思いがしていた
ならば 大元のこども家庭庁へ行って
聞いてきちゃいましょう!
ということで今回の視察となりました
百聞は一見にしかず
こども家庭庁の担当者様へのヒアリング
制度の説明を具体的な事例を交えて話してくださり
イメージがつきました
全国には施策にこども・若者の意見反映している
先進的な事例がいくつかあることも分かりました
「こどもまんなかアクション」
リレーシンポジウムを各地で開催している
令和5年度は
和歌山県、神奈川県、奈義町、埼玉県
北九州市、北海道、愛媛県、福山市
大分県、福井県、栃木市で
リレーシンポジウムを開催しているそうです
こども家庭庁の職員さんは
リレーシンポジウムに実際に足を運んでいるそうで
各地の事例を教えてくれた
福山市の100人委員会の例
元々あった100人委員会であったが
この委員会の構成員に子どもを入れる
そしてこどもの意見を取り入れ
「こどもの視点」という切り口でも議論をする
「こどもの意見を聞かなければならない」
と言って、改まって何かを始めるのではなく
元々あった取り組みの中の協議体の中に
こどもを入れて一緒に議論してみるという考え方
福山市の100人委員会だけでなく
そのほかの具体例を教えていただくことで
自分の中のイメージが出てきました
立場を得ることで人は語れることもある
私自身のことを思い返すと
地元の地域の会合では
60〜70歳代の男性が多く
女性で50歳の私
その中で自分の意見を言うのは
なかなか勇気のいることです
親子ほど歳の差があり
相手は地域の重鎮の皆様です
しかし「議員」と言う立場をいただくことで
みなさんに話を聞いてもらう「場」が整います
こどもの意見を聞くというのも
同じことだと思うのです
こどもでも協議体の構成員という
立場を与えることで
こどもも自分の意見を安心して話せる
さまざまな取り組みの中に
大人だけでなく
こどもを入れることで
大人じゃ遠慮して言えないことも
こどもだから言えることがある
こども家庭庁へ視察調査に行き
担当者様のお話を聞くうちに
そんなアイデアやヒントをいただきました
調査したことをしっかりと岡崎市に持ち帰り
提言させていただきたいと