3月定例市議会開会しました

令和8年度予算の全体像

本日2月27日から岡崎市議会の3月定例会が始まりました

会期は3月23日頃までの約1か月間
この期間は議会中心の毎日になります

3月定例会は1年の中でも
来年度予算を審議する最もボリュームの大きな議会で
今回は令和8年度予算がテーマです

一般会計は1548億5000万円
特別会計は818億1236万1000円
さらに企業会計を含めた全体では
3047億5276万2000円で
前年度比約104%増となっています

資料は単位が千円表記なので桁を見間違えないよう
毎回指で数えながら確認しています

収入と支出から見える岡崎市の財政

今度は支出の方なんですけれども
いろんな科目があります

議会費、総務費、民生費、衛生費、商工費など
聞き慣れない言葉も多いですよね

その中でも、私が何度もお話ししているのが
「民生費」です

これは福祉に関わるお金のことで
高齢者福祉や子育て支援、生活保護など
市民の暮らしを支えるためのお金になります

どれくらい大きいかというと
令和8年度当初予算ベースで一般会計全体の44.5%
つまり、市の予算のほぼ半分近くが
福祉に使われているということなんです

そしてこの民生費の特徴は
一度始めたら毎年必ず必要になるお金だということです

景気が良いから減らす、悪いから止める
という性質のものではありません

なので割合がどんどん増えていくと
「財政が硬直する」と言われる状態になります

どういうことかというと
市が新しいことに挑戦する余力が
少なくなってしまうということなんですね

たとえば道路を整備したり
新しいまちづくりに投資したり
未来へのチャレンジに使えるお金が
どうしても限られてしまうということです

性質別に見ると、「扶助費」と呼ばれるお金が
28.6%を占めています
これは医療費の助成や生活支援など
個人に直接給付されるお金で
これも毎年継続して必要になるものです

こうした毎年必ず支払わなければならないお金を
「義務的経費」と言います

現在、この義務的経費が全体のほぼ半分を占めています

一方で、道路整備や施設整備など
将来のための投資にあたる「投資的経費」は
11.2%にとどまっています

つまり、今の岡崎市の財政は
暮らしを支えるための必要なお金が
とても大きな割合を占めている一方で
未来への投資に使えるお金はやや少なめ
というバランスになっているということなんです

こうした全体の構造を知ったうえで予算を見ると
「ああ、こういう理由でこうなっているのか」と
少し見え方が変わってくるかなと思います

物価高騰対策とこれからの取り組み

市に入ってくるお金には
市税のように
市民の皆さんから納めていただく税金もあれば
国から交付金という形で配分されるお金もあります

その中で
いま全国的に問題になっているのが物価高騰です
食料品も光熱費も上がっていて
家計への影響は大きいですよね

そうした状況を受けて、国の政策として
「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」という
交付金が昨年措置されました

岡崎市には27億円が交付され
12月の定例会でその活用について議決をしました

この交付金は
物価高騰に対応する事業に使うことが前提で
国から一定のメニューが示されています
その中で岡崎市は、まず27億円のうち12億円を
「岡崎市民応援商品券」として
活用することを決めました

2月中旬以降、全市民に1人3000円分の商品券を配布し
生活支援につなげる取り組みです

残る15億円については
市民生活に密着した施策に順次充てていく方針で
今回、市長から具体案が示されました

水道料金の基本料金を6か月分減額すること
防犯用品購入費の補助、農業者への支援
保険制度加入促進の支援
次世代自動車購入補助の上乗せなど
あわせて約11億円分が提案されています

さらに中長期的な視点では
令和8年度末に造成完了予定の
阿知和地区工業団地を進め
企業誘致による税収増を目指すいわば
経済循環を図る方針も示されました

岡崎市は市政110周年を迎える節目でもあり
さまざまな記念事業の実施も予定されています

また、愛知県全体では9月から10月にかけて
アジア・アジアパラ競技大会が開催され
岡崎中央総合公園でも競技が行われます

地元としての機運醸成も大切なテーマです

来月からは桜まつりが始まり
4月5日の家康行列では
東海オンエアのてつやさんが
若き家康公として出演されることも発表されました

その奥様の峯岸みなみさんが
家康公行列を先導する交通安全パレードに
出られるということも発表されたりして

こうした多岐にわたる施策について
これから約1か月かけて丁寧に審議していきます

私は総務企画委員会の副委員長ですが
同じ会派の委員とともに
執行部へのヒアリングを3日間かけて行い
資料と向き合いながら準備を進めてきました

市議会を少し身近に

こうして予算の中身を一つ一つ確認し
市民生活にどう影響するのかを考えることが
議会の大事な役割です

少しでも「市議会って何をしているのか」が
身近に感じていただけたなら嬉しいです

明日で2月も終わり
1年の6分の1が過ぎようとしています

暖かくなる一方で花粉や黄砂も気になる季節
どうか体調に気をつけながらお過ごしください

これからも一つ一つ丁寧に取り組んでいきますので
引き続き応援いただけたら嬉しいです