12月定例議会

12月2日〜20日まで12月定例議会でした
12月2日には二期目最初の一般質問をしました
何を質問したかと言いますと・・・

  • 地域内交通について
    矢作デマンド
    ライドシェア
  • 環境教育について

2つの大項目について質問しました

地域内交通についての一般質問

矢作地区は4つの鉄道駅と
5つのバス路線があり
人口は5万8000人程度と多くの人口を抱える地域
そのため地域内交通を充実させることは
住民の皆さんの長年の思いです


令和5年1月から矢作デマンドの実証実験が開始となりました
それを受けて今後の方針を執行部にお尋ねしました。

質問:矢作デマンドは実証運行の開始から丸2年となるが、現在の利用状況は?

回答:1日に8時間運行し、利用者の平均は多い日でも16人前後。特に午前中の利用が多く、午後には2時間に1人程度となるため、令和6年4月から午後の運行を一台に変更している。

質問:令和6年6月に公表した地域内交通導入の手引によると運行基準は一乗車につき乗車率1.1人以上、稼働率は50%、収支率5%と示されているが、この運行継続基準は絶対的なものか、また今後変わることもあるのか?

回答:運行基準は目安であり、地域によって変わりうることもある。手引に示した基準は共通の最低基準であることから、今後、その見直しについても検討したい。

質問:矢作地域の住民にとって、持続可能な交通手段の確保とそれの継続は非常に重要。地域のきめ細やかな意見を拾い上げながらも、プロジェクトの実現性と費用対効果を検証できる実証実験であるべきと考えるが、令和7年度も矢作デマンドは継続されるのか?

回答:矢作デマンド推進会議は継続したいと考えていることから、必要な改善を図った上で実証実験を継続します。

タクシー車両を平日9時から17時まで
矢作デマンドで使用しています


実証実験は令和5年1月からですが
終始状況を確認すると令和5年1月から
令和6年3月末までの15ヶ月の運行で

利用者が延べ3,221人
市の負担額(運行経費ー運賃収入)は2,050万7,132円
さらに市の負担額を利用者数で割ると6400円となります


今後岡崎市の財政状況を考えると
費用対効果と公共交通の整備状況のバランスは
非常に大切になります



地域の方のご助力により始まった地域交通ですが
コスト面でかなり負荷がかかっていることも分かりました
実証実験3年目に入り
本格始動するか否かの分岐点の令和7年を前に
現状と課題、今後の展望について質問しました


質問:交通空白地になる地域の声をきめ細かく拾い上げ、自治体が国へ実情を整えることが必要だと考えるが、ライドシェアの導入についての考えを問う

回答:公共ライドシェアのうち、「交通空白地有償運送」については、「岡崎市地域公共交通会議」にて関係者の協議が調うことが前提。夜間などバスやタクシーも運行していない時間帯や、半径1キロメートル以内にバス停やタクシーも運行していなく、タクシーを呼んでも恒常的に配車に30分以上かかるような地域が交通空白地の目安となります。
制度的には、過疎地等で市町村が行う自家有償旅客運送において、タクシー事業者と連携し運行する、事業者協力型の制度である。必要な地域に導入できるよう国に現場の声を積極的に届け、より使いやすい制度になるように働きかけてまいります。国が立ち上げた交通空白解消本部では、交通事業者や首長の意見を聞いて、既存の制度を改善しながら、新しい制度も織り交ぜるなど、使いやすい制度となるための議論が加速していることから、本市においても、「地域の足」「観光の足」を確保すべく、交通空白の解消に向けて取り組んでまいります。

これは先進的な取り組みとして国内で始まりつつある
ライドシェアという制度について質問をしました
まだまだ規制がある制度ですが
今後ますます運転手不足が深刻化する状況を考えると
本市においてライドシェアを導入していくことが
重要であると考え質問しました