美容と福祉の関係について
今はちょうど9月議会の真っ最中
今週は委員会がある週ですが
自分自身の委員会も含め
今週はずっと傍聴したり準備をしたりしているので
なんとなく緊張感のある日々を過ごしています
そんな中で今日は議会とは全然関係のない
美容の力が福祉につながるというお話を
シェアしたいと思います
福祉と美容
福祉と美容、イメージがつく方もいれば
あまりピンとこない方もいらっしゃるかもしれません
でも私はずっと
「美容の力って本当に大きいな」と思っています
先週たまたま2つのイベントに参加し
改めてその可能性を感じましたのでシェアします
まず一つは
岡崎市の西部地域包括支援センターで行われた
「とはなす」というイベントです
併設されているデイサービスの利用者さんに
美容を施して
ランウェイを歩いていただくという企画
敬老の日のタイミングに何かしたい!
センター長さんの発案と
訪問美容に関わっている美容師さんの
ボランティアがきっかけで実現した
初めての取り組みだそうです
このイベントが本当に良かったんですよね
デイサービス利用者が歩くランウェイ
会場は地域の福祉センターで
高齢者だけでなく
子どもも利用できる福祉の交流施設です
午後2時から始まったイベントでは
おじいちゃんおばあちゃんがいつもよりおしゃれをして
髪を整えたりお化粧をしてもらい
手に花を持って手作りのランウェイを歩きました
音楽はカラオケ機材から流れ
照明も少し落としてフットライトを置き
雰囲気を演出し
お手製のランウェイを歩いてポーズをする
カジュアルな演出ではありましたが
笑顔で歩くおじいちゃんおばあちゃんは
本当にうれしそうだったんです
髪やお化粧を施し
自分が大切に扱われる時間は
心を元気にしてくれるんですよね
鏡に映る自分がきれいになっていくのを見て
気持ちが華やいで意欲がわく
そんな効果を、会場全体で実感できる時間でした
さらにセンター長さんや施設長さんが
女装して一緒に歩く姿は会場を沸かせたりして

こういうイベントをやろうという
そのセンターの心意気が素晴らしいと思いましたし
センター全員で盛り上げるっていうのが
本当によかったんですよね
このイベントの実現に一役買った美容師さんというのは
まさこさんという私の友人です

まさこさんのつながりで
もう一つ美容に関するイベントに
参加する機会がありました
パパと娘のヘアセット体験
もう一つのイベントというのが
愛知県美容業生活衛生同業組合岡崎支部の
有志の美容師さんたちが
岡崎市の多様性社会推進課とコラボして開催している
「パパと娘のヘアセットイベント」
年に1回行われ、今回で4回目とのことでした

当日は15組ほどの親子が参加し
美容師さんが見本を見せながら
パパが娘の髪を結っていきました
まず髪をきれいにとかすところから始まり
難関のポニーテールや三つ編みに挑戦
上手くできるパパもいれば
苦戦して何度もやり直すパパもいましたが
その姿を美容師さんが丁寧にサポートしていました

今回挑戦したのは、韓国の「カチモリヘア」
お祝いごとの際にされる髪型だそうです
隣の部屋ではママたちがかんざしを手作りして
それを娘さんに挿してあげるという
親子で楽しめるイベントでした
普段はママが担っている髪結いを
パパが体験することで
親子の思い出が増えるだけでなく
ママの大変さを知るきっかけにもなっていました
何よりパパも娘さんもとても嬉しそうで
美容がきっかけとなって
家族の交流や思い出が作れることも
本当に素晴らしいなと思いましたね


美容がもたらす笑顔と可能性
今回の2つのイベントで
福祉と美容の可能性には新鮮な驚きがありました
美容はおじいちゃんおばあちゃんにも
子どもやパパにも
そして私たち自身にも前向きな気持ちを
もたらしてくれます
私自身、美容院に行って髪が整うと気持ちが上がり
仕事のクオリティまで変わると感じています
美容はただ外見を整えるだけではなく
人の心を元気にし
地域や家族のつながりを深める力を持っている
そんなことを強く実感した2日間でした
今は男性もお化粧をするのが普通になり
ルッキズムが大事にされる時代です
美容の力は世代や立場を超えて
人を笑顔にし地域を豊かにしていきます
これからもこうした取り組みを通じて
美容と福祉が手を取り合い
暮らしをより温かくしていく可能性を
大切にしていきたいと思います