異業種セミナーでの成功の鍵は〇〇にあり!
先日、全国賃貸管理ビジネス協会(全管協)さんから
「産業ケアマネについて」というテーマで
セミナーのご依頼をいただきました
実は私、いろんな仕事をしている中で
講師業もしているんです
今回はその中でも
“自己紹介のやり方ひとつで
聞き手の前のめり感が全く変わる”
そんなお話をしたいと思います
今でこそ人前で話すことを仕事にしていますが
2018年頃までは人前で話すなんて
とても無理という人間でした
信じられないかもしれませんんが、かつては
5人程度の担当者会議で司会をするときですら
緊張で顔が真っ赤になり
呼吸が苦しくなるほどの緊張しいで・・・
大人数での勉強会で発言するような場面でも
マイクを持つと手は震えるし
話す内容も飛んでしまう
そのくらい人前で話すことが苦手だった私が
今ではセミナー講師をしているのだから
不思議ですよね
でもこれ、実は訓練の賜物なんです
緊張することは今でもありますが
勉強と訓練を重ねることで
話すことを仕事にできるようになりました
全管協セミナーで意識した“伝わる自己紹介”
今回の全管協さんのセミナーは
ホテル内の豪華な大きいバンケットルームで
約80〜100名ほどの方を前に90分間お話をしました
ありがたいことに
終了後の反響がとても良かったんです
その理由のひとつが、冒頭の「自己紹介」でした
自己紹介で「この人の話を聞こう」と
思ってもらえるかどうか
その後の90分間が変わります
だから私は
時には使用する自己紹介スライドも
対象者に合わせて
毎回自己紹介の内容を変えています
たとえばケアマネジャー向けのセミナーでは
自分のケアマネとしての経験や失敗談
具体的な業務効率化の工夫などを交えて話す
でも全管協さんのような異業種の方々に
同じことをしてもまったく響きませんよね
だから今回は
まったく違う切り口の自己紹介にしたんです
興味を引くには“何を話すか”より“どう自己紹介するか”
私は「産業ケアマネ」や「仕事介護の両立支援」
という新しい仕組みを
広めたいと思って活動しています
でも、いきなり専門的な説明をしても
異業種で初めてその話を聞く人たちは
99.9%興味を持たない
だからこそ今回の自己紹介の中では
あえて議員としての立場や
この資格を立ち上げた社会的背景を交えて話しました
産業ケアマネの説明も
産業ケアマネが個別相談しているイラストを出し
「産業ケアマネとは職場の中の介護相談ができる
保健室や産業医のような存在です」と
イラストを使って簡単に説明する
写真やイラストには情報がたくさんあるから
その方が理解が早くて簡単だから
その上で聞き手にとってのメリットを出す
この話を聞くとこんなお得なことがあるよ。と
「様々なお客様のところで
介護についてのご相談を受けたときに
産業ケアマネのことを
一つの話題として、引き出しとして
持っておいていただけると
介護という切り口でお仕事を
進められる場面もあるんですよ
例えばこういうことがありました」
「お取引先の社員さん家族の介護問題は
社会問題になっているんです
もしそういう話が出た時には
今日お話ししたことを
参考にしていただけるといいですよ」
こんなふうに伝える
この流れで話すと
聞き手が“自分ごと”として受け取ってくれるんです
「あ、聞かないと損する。」と
自己紹介の中で思わせるのが大切なんです
自己紹介がセミナーの質を決める
自己紹介はセミナーの最初に行うものですが
実はその“ 磨き方 ”で
内容の伝わり方やセミナーの良し悪しが
大きく変わってくるなと思っています
私が学んだのは
日本パーソナルブランド協会の
立石剛先生が主催する「セミナー講師養成講座」
そこで教わったのが
「自己紹介を舐めたらいけない
誰からこの話を聞くか
受講生さんがその意味付けができないと
とてもじゃないけど
1時間も2時間も自分の話なんて聞いてくれないよ
それだけ自己紹介って磨かなくちゃいけないんだよ」
ということでした
今回の全管協さんのセミナーでは
あえて産業ケアマネの説明をしすぎず
興味を引くストーリーとして構成しました
すると終了後
いつもはそんなにしゃべらないという司会の方が
「本当にあっという間でした」
「もっと早く聞きたかったです」
そんな言葉を本当に実感を込めて
言ってくださったんです
その言葉が本当に嬉しかったです


緊張しても、話す力は磨ける
もしかするとこのブログを読んでいる方の中にも
人前で話すことが苦手な方がいるかもしれません
私もかつては上がり症で
口から心臓が出そうなほど緊張していました
でも訓練を重ねれば
必ず話せるようになります
実際、講師としての経験は
選挙の街頭演説にも大いに役立ちました
自己紹介で
「誰が、なぜこの話をするのか」
「なぜこの人から話を聞かなくちゃいけないのか」
を伝えきること
それができれば
どんな場でも聞き手の心を掴めます
今回のセミナーで改めてその大切さを実感しました
人前で話すことは
特別な人だけの才能ではありません
今では大変おしゃべりになってしまった私ですが
2019年のセミナーコンテストに出るまでは
本当に人前で話すことが苦手だったわけですから
練習と工夫次第で誰でも身につけられる
スキルなのです
もし「いつか私も話してみたい」と思っている方がいたら
まずは自己紹介から磨いてみてください
それがきっと
あなたの伝える力を大きく変える第一歩になりますよ