倫理法人会モーニングセミナーに登壇 ~社員の人生に寄り添う経営~

今回は、先週の土曜日に登壇した
「倫理法人会」のモーニングセミナーについて
お話ししたいと思います

この倫理法人会
名前は聞いたことあるけど中身はよく知らない
そんな方も多いかもしれません

経営者や管理職の方が多く集まる団体で
私が所属している「岡崎倫理法人会」では
毎週土曜日の朝6時から
モーニングセミナーを開催しています

会場には5時40分には
着いていないといけないくらいの朝活ですが
心が整う貴重な時間でもあります

そんな中、今回私がセミナーでお話したテーマは
「社員の人生に寄り添う経営」

サブタイトルとして
「法改正で今、企業がすべきこと」

という切り口で
育児・介護休業法の改正を踏まえて
お話をさせていただきました

実は私自身、過去に母の介護を経験しています
当時、本当につらかったその実体験から
今この仕事にどんな思いをもって
関わっているかを交えて
30〜40分ほどお話をしました

自己紹介にも「伝える工夫」を

セミナーで最初に行う自己紹介は
毎回話す中身を変えています

特に今回、60人ほどの参加者の多くが
中小企業の経営者や個人事業主だったため
普段議員として話す中身とは
少し違う視点から自己紹介をしました

実際にケアマネージャーとしての経験
そして議員としての活動
今は産業ケアマネの普及啓発に
力を入れていることをお伝えしました

20年前、私は子育てをしながら
母の介護と仕事を両立していました

そのときの苦しさや葛藤が
今の私の活動の原点です

「介護で辛い思いをする人を
この世からなくしたい
そのためには政治から変えなくちゃいけない」
そうして私は議員になりました

さらには
「働く現役世代を元気にしなくちゃいけない
そのためには
産業ケアマネの普及啓発をしよう」

そうした活動の原点というのは
すべて母の介護から始まってるのです

法改正と助成金のリアルな話

セミナーでは
今の日本で介護と仕事を両立している人の数
離職による経済損失などを
しっかりとデータで紹介しながら
両立支援の重要性をお話しました

さらに、育児・介護休業法の改正によって
企業がどんな対応を
求められているのかも解説しました

助成金の話にも触れ
休業した従業員が申請できる給付金や
企業が制度を整えたときに受け取れる助成金など
具体的な仕組みを紹介しました

介護休業を取ると
当然現場には負荷がかかります

その負担を軽減するための支援制度や
代替職員を雇った際に使える
助成金があるという情報も
皆さんにとって関心が高かったように感じます

「未来を描く」ことの大切さ

最後にお話ししたのは
私が描いている未来の姿です

介護を理由にキャリアを諦めなくてもいい社会

親の介護が必要になっても
健康で穏やかに仕事と両立できる社会

介護がすべての人にとって
「不幸」ではなくなるような
そんな未来を目指したいとお伝えしました

講演後にはたくさんの反響がありました

直接声をかけてくださる方
メッセージカードを渡してくださる方
朝食会で感想を伝えてくださる方もいました

 介護経験のある方は
「気持ちが分かる」と共感してくださり
社労士さんからは
「待っているだけじゃなく
自分から伝える大切さに気づいた」との声も

中には「お寺とのコラボができるのでは」と
ご遺族の方のブリーフケアという
新しいアイデアをくださる方もいて
産業ケアマネの可能性をさらに感じました

「伝え続ける」ことで届くものがある

こうして自分の思いを込めて話すことで
共感してくれる人
応援してくれる人が
少しずつ増えていくのだと改めて感じました

産業ケアマネという言葉すら
まだ聞いたことがない

そしてどんな仕事ができて
何に役に立つのかということも分かってない

そんな人たちもいる中
伝え続けるしかないんだなということを感じましたね

一人では広げきれないことも
仲間の力を借りれば実現できる

だからこそ、これからも地道に
でも力強く「産業ケアマネ」の必要性を
伝え続けていきたいと思います

朝早くのセミナーでしたが
多くの出会いと気づきがあった
大切な時間でした

仕事と介護の両立に悩む人に向けて
そして応援する立場の方にも届くよう
これからも声を届けていきます