ソウル大学学生、岡崎視察②
今、9月の定例議会の真っ最中なんですけれども
先週ちょっと特別な出来事がありました
韓国ソウル大学の大学生3人が
岡崎へ介護の視察に来てくれたんです
今回はその3日間の視察について
お話をしたいと思います
視察が決まった経緯
ことの始まりは7月ごろ
ケアマネジャーを紡ぐ会のホームページに
「産業ケアマネの調査をしたい」という
メールが届きました
差出人はソウル大学の学生さんで
愛知県で視察がしたいので
紹介してほしいとのことでした
私は愛知支部長という立場もあって
田端さんとともに受け入れ調整を
進めることになりました
やり取りはすべて日本語のメール
さすがソウル大学の学生さんだなと感心しました
実際にzoomで打ち合わせをしたら
調査目的だけでなく
「卒業旅行を日本でしたい」という
思いもあるとのこと
それを研究テーマにして調査費を得て訪日するという
柔軟でたくましい発想に驚きました
3日間で7か所を訪問
8月27日から29日までの3日間で
なんと7か所を回りました
初日は中央包括支援センターで
介護予防教室「シニアのためのピアノ塾」を見学
学生さん自身がピアノを弾いて
場を盛り上げる場面もあり
「きらきら星」を難しいアレンジで演奏するので
頭がいいだけでなく、ピアノまで弾けるんだなぁと
感心させられました

その後、訪問看護ステーション結びさん
グループホーム燦むつみさんを訪れた彼らは
高齢者の皆さんに大人気!



2日目はデイサービスの見学と
一般社団法人リョウリツによる
産業ケアマネの取り組みを紹介
栄光会さんの運営する
あずま家デイサービスの施設では
ハングルのウェルカムボードまで用意してくださり
心温まる歓迎を受けました
このあずま家デイサービスさんでは
運動特化型のデイサービスも見ていただき


その後は愛知医科大学メディカルセンター
ここは回復期のリハビリテーションができる病院です
リハビリや入院から自宅復帰までの流れを
見学しました
3日目は岡崎市役所へ
市役所の職員さんは
「日本語は通じますでしょうか」
「通訳とか大丈夫ですか」
なんて心配をしていましたが、まったく問題なく
介護保険課から「ご満足体操」について説明を受けたり
議場を見学したりしました


さらには学生さんたちが投げかける質問の鋭いこと
本質をついた質問の内容に
市役所の職員さんも驚いてましたね
すべて日本語で調査し
その内容を理解して
その仕組みも理解して
さらには日本語で質問する
そんなことをさらりとやってのけてしまうところにも
驚かされましたね
若い力の持つ影響力
今回の視察を通じて改めて感じたのは
「若い力の持つ影響力」です
施設の皆さんも「学生に学んでほしい」という思いで
全力で対応してくださいましたし
高齢者の方々も今回の来訪を
とても喜んで迎えてくれました
若い学生さんがきてくれるだけでもうれしいのに
海外から来てくれているということに
喜びはひとしおだったように思います
また今回の視察には
日本の大学生である私の姪も同行しました
移動の車中では
同世代同士で話が弾んで
遊びに行ったりご飯を食べに行ったりと
それは楽しそうに交流していました
国や言葉を超えた若い世代のつながりに
未来を感じましたね
今回の視察を通して
若い人のパワーって世の中を動かすんだなということを
すごく感じました
まとめ
2泊3日のタイトな視察スケジュールでしたが
とても充実した時間でした
今回訪れた学生さんたちが
「岡崎が大好きになりました」と言ってくれたのも
本当に嬉しかったです
彼らはきっと韓国の将来を担う人材になるでしょう
その彼らに岡崎を見てもらえたことは
大きな意味のあることだと思います
今回の経験は国境を越えて
若い世代が学び合い
地域の力を引き出していく大切さを
実感するものとなりました
未来を担う学生たちが岡崎で得た学びを
これからどう生かしていくのか楽しみです