町田市こども施策を視察

こどもまんなか社会推進特別委員会視察

子どもの転入超過数全国1位(政令指定都市除く)

  • 高校生評価人による市民参加型事業評価
  • 町田市創造プロジェクト(MSP)
  • 基本構想・基本計画策定における高校生ワークショップ
  • 子どもの参画ミーティング


経営改革室
児童青少年課
企画政策課
子ども総務課

4つの部署の担当者様からご説明を受けました


ひとことで言って・・・
町田市のこども施策が凄すぎました


町田市は人口流入率が日本一のまち


(視察資料より)


一旦外に出たが戻って家族を作る人
子どもを町田で育てるために移住する人


長きにわたりこども施策を実施したことも
転入超過数全国第1位の要因の一つ
なのかもしれません


町田市のこども施策の歴史

1996年 町田市こども憲章を制定
この憲章制定が子どもの参画の原点となっている

(しかも憲章策定段階から
子どもが関わり制定をしているのだ)



1999年 児童館が開設
全国的に後発であったが

児童館の運営に
子どもたちに参加をしてもらう

児童館を作る段階から子どもたちによる
運営委員会を作り

どのように児童館を運営していったらいいのかを
行政と共に考えていき
子どもの運営委員会が運営をしていっている



2017年市長と直接若者が語る会を開催
この年から 市民参加型評価事業に
高校生の参加が始まった



2018年 子どもにやさしいまちづくり事業
Child Friendli Cities Initiative (CFCI)
子どもの権利保障に関するプログラムを具現化



特に児童館や児童センターは18ヶ所
放課後子ども教室は42ヶ所
学童保育クラブ42ヶ所

(視察資料より)


子どもの居場所づくり
力を入れてきたことが分かるし



児童館を中心として
町田市では誰でも参加できる
子ども委員会があり


児童館の利用ルールや遊具の貸し出し方法など
この委員会で決めているという

町田市の総合計画が年齢別で構成

別の視点で注目したのが
町田市の基本構想・基本計画である

「まちだ未来づくりビジョン2040」

もちろん市の最上位計画の策定段階から
子どもも参加しているという


通常 自治体の最上位計画は
分野別指針といって
それぞれの分野の政策を実現するために
 

例えば岡崎であれば
各政策を4つの分野で体系化して計画をしている
・都市づくりの分野
・社会づくりの分野
・地域経済づくりの分野
・スマートでスリムな行政運営の確立


町田市の最上位計画を
ライフステージ別で分けて体系化しているのも
大変に興味深いところであった


特にライフステージ
「胎児期・幼年期(0〜5歳)」の政策は
『赤ちゃんに選ばれるまちになる』
を掲げての行政運営だ



子どもの人口流入数が全国一であるのも
納得するところである



町田市は1996年子ども憲章制定に始まり
長きにわたり子ども施策に取り組んだ結果


子どもの人口流入数日本一という実績が出た


前日お邪魔した こども家庭庁での調査においても
今後 こどもに対する事業や補助が
どんどん出てくることがわかった



誤解を恐れずに若い世代に言うならば
どうせ子どもを産むなら「今」だと言いたい


私にも娘がいて 将来のことを話すが
子どもを持つということに対して
若い世代が漠然とした不安を持っているのは
彼女たちを見れば分かる


これは 我々世代が不安を作ってしまった反省だ


産んだら社会がなんとかしてやる
っていうムードづくりも必要


子育てをした人も
子育てをしなかった人も
未来を託せる世代を応援することはできるはず


理屈なしに私は子どもを産んで育てて
本当に楽しかったよ
若い世代に言いたいのは
大変だけど産んでみなよ。ということ



不安は行動することでしか解消されない
行動しなかったら不安はどこまでいっても不安でしかない



だって 国が「こどもまんなか社会」って言ってるんだもん
視察してきたけど 国は本気だよ


・・・ちょっと熱くなってしまったが
視察してきた内容はしっかりと
岡崎市に持ち帰り提言に繋げたいと思います